メキシコ - プエルトバジャルタについて

プエルトバジャルタは、メキシコ中部のハリスコ州にある都市です。州都のグアダラハラからは、西の方角に約200kmほど行ったところにあり、コリエンテス岬のふもとに位置しています。クアレス川を挟んだ北側には旧市街があり、南側には新市街がひろがっています。
カンクンやロスカボスの次に有名なリゾート地としても知られており、欧米から訪れる観光客で賑わっている街です。太平洋側に位置しており、カンクンとはまた違う穏やかな時間が過ごせるのも魅力でしょう。ロサンゼルスから直行便が飛んでるため、街を歩くと多くのアメリカ人に出くわします。日本ではさほど有名ではありませんが、一度は訪れたい場所です。
リゾート地らしく、海沿いには多くのレストランやカフェが立ち並び、高級ホテルもたくさんあります。昼も夜も多くの人で賑わっており、グルメやショッピング、ナイトライフも十分に楽しめるでしょう。
旧市街はコロニアル調の建物が並び、洗練された雰囲気を味わいたい人にもぴったりです。また、秘境と呼ばれる無人島もあり、その神秘的な空間は多くの人を虜にしていると言います。では、プエルトバジャルタで押さえておきたい観光スポットを見ていきましょう。
・グアダルーペ聖母教会
街のシンボルとも言えるのが、旧市街にある聖母教会です。独創的な八角形になった塔が印象的で、外観・内部共に目を引く美しさがあります。グアダルーペ聖母はメキシコの象徴とも言える聖母です。よって、教会にはたくさんの人が訪れ祈りを捧げています。街の中心ともなる教会ですので、目印にすると良いでしょう。
・マレコン遊歩道
街の中心に伸びる道は、マレイコン遊歩道と言います。海沿いに道が伸びており、海の景色を眺めながらゆっくり散歩を楽しむのに適した道です。遊歩道にはレストランやカフェ、バーなどが集結しており、陽気な地元民たちの声や笑い声、音楽を楽しめます。この遊歩道では伝統的なショーが行われており、伝統衣装に身を包んだ人たちのパフォーマンスも見られます。また遊歩道には彫刻の数々が飾られており、それらを見て回るだけでも楽しめるでしょう。
・植物園
市内の中心部から約30分ほど車で行ったところにある植物園では、メキシコらしい植物が楽しめます。サボテンやテキーラの原料となる植物など、写真映えするスポットがたくさんあるのでおすすめです。また、植物に集まる鳥にも注目してみてください。自然を感じながらのんびりした時間が過ごせます。
・マリエスタ諸島
欠かせない観光スポットと言えばマリエスタ諸島でしょう。こちらは無人島ですので、許可されたボートでしか行けません。ぽっかりと穴が開いたような形をしており、その穴の中に砂浜があるという非常に変わったビーチなんです。まさに秘境中の秘境と言えるでしょう。さらには政府によって狩猟や釣りなどから保護されているため、ここでしか見られない魚や、一部の地域でしかお目にかかれない「アオアシカツノドリ」に出会える可能性もあります。大自然が生みだした秘境をぜひ体験してみてください。
・Mirador de La Cruz
中心部から全体を見渡せる展望台です。十字架が立っており、展望台までは階段を上がって行く必要があります。石畳の道ですので、負担のかからないスニーカーなどで登ることをおすすめします。また、水分補給も忘れないようにしましょう。若干大変ではありますが、登り切ったところには市内を見渡せる美しい景色がひらけますので、きっと満足できるでしょう。
プエルタバジャルタの治安は、メキシコの中では良い方でしょう。国内では犯罪が多発している地域もありますが、その点は安心してよさそうです。深夜まで警察がしっかり監視してくれており、夜出歩くのも安心です。とは言え、リゾート地ですから観光客を狙ったスリやひったくりなどには注意する必要があります。特に夜の1人歩きは避け、路地などの人気が少ない道も通らない方が無難です。また、タクシーによる被害も多く報告されていますので気を付けてください。
ホテルは中心部、マレコン遊歩道沿いに集結しています。高級リゾートホテルからリーズナブルなホテルまでランクも様々で、綺麗に清掃されたホテルが多数あります。レストランやバーが入ったホテルや、プール付きのホテルもたくさんあるので、ホテル選びに困ることはないでしょう。ぜひ中心部でお気に入りのホテルを探してみてください。