ランパーン空港について

ランパーン空港はタイ王国北部・ランパーン県にある空港で、ムアンランパーン郡プラバート町に位置しています。滑走路は約2キロメートルのものが1本で、航空機は滑走路の両端で折り返すシステムです。ランパーン県はチュンラーイ県やパヤオ県、プレー県などと接しています。

県内にはワン川が流れており、周囲の平地を囲むように山地が広がります。ランパーン周辺の山地では陶石をはじめ、粘土や褐炭などが産出されます。そのため当地では鉱業が盛んであると共に、窯業も発展しています。事実、ムアンランパーン郡とコカー郡を合わせて200以上の陶磁器工場が点在します。

メーモ郡にはタイ最大の火力発電所が設置されており、同地で採掘された褐炭が燃料として使われています。ランパーンはバンコクから飛行機で1時間ほどの場所に位置します。当地には先史時代より人が暮らしており、7世紀にはモン族のハリプンチャイ王国の都市が築かれています。

その後、ビルマや中国などの文化が行き交う街となり、独特な雰囲気を持つようになりました。「花馬車」はランパーン王国の国王が、20世紀初頭に導入したのが最初です。現在は観光馬車として活躍し、色とりどりの花で装飾されます。当地観光の重要な交通手段にもなっており、王朝時代の優雅な気分を味わえます。