ジャマイカ - モンテゴベイについて

モンテゴベイの気候は熱帯性気候で、一年中暑いのが特徴です。6月から11月は雨期となり雨の日が続きますが、日本の梅雨のように一日中振り続けることはなく、午後から天気が下り坂になり、2時間から3時間雨が降った後はカラッと晴れるのが一般的です。雨季はハリケーンシーズンでもあり、モンテゴベイにも数年に1度のペースで大きなハリケーンが上陸しています。しかし、ハリケーンは主にジャマイカの首都キングストンなどの東側の都市の被害が強く、モンテゴベイをはじめ西側の都市は被害が少ない傾向です。また、6月から9月頃までは暑さが厳しく、湿度が高いため屋外の観光をするには熱中症対策などが必要となるでしょう。12月から5月までの乾期は、雨も少なく観光に適したシーズンです。モンテゴベイには屋外の観光アクティビティも多いため、思いっきり楽しめる季節です。ただし、12月から2月頃までは常夏の国といえども夜は気温が下がるため、長そでのパーカーなど羽織れるものを用意していくのがよいでしょう。モンテゴベイのランドマークといえば、ダウンタウンの中心にあるサム・シャープ・スクエアです。かつてジャマイカはイギリスの植民地として奴隷制が布かれており、アフリカから連れてこられた黒人奴隷たちがプランテーションで酷使されていました。サム・シャープは読み書きができ、キリスト教の助祭でもあり学のある奴隷であったため、ジャマイカの奴隷たちを奮い立たせ奴隷解放の礎となりました。サム・シャープ・スクエアはサム・シャープが反乱を揺動した罪で処刑された場所であり、彼を称える銅像が建てられ、彼の名を付けたスクエアとしてモンテゴベイの人々の憩いの場となっています。モンテゴベイの観光でおすすめのエリアはたくさんありますが、その中でも1番のおすすめはジミー・クリフ・ブルバードエリアです。ジミー・クリフ・ブルバードはモンテゴベイの海岸線に沿った目抜き通りで、美しく整備されたビーチや、レストランやホテル、お土産屋さんなどが建ち並ぶエリアです。もともとはグロセスター・アベニューと呼ばれていた通りですが、2019年からジミー・クリフ・ブルバードに変わりました。地元の人からはボトム・ロードと呼ばれ、様々な名前を持つエリアです。昼はビーチやショッピングが楽しめるエリアですが、夜はエンターテイメントのメッカとなり、流行りのレゲエミュージックやオールディーズなどが楽しめるクラブで楽しいひと時を過ごせるでしょう。また、ジャマイカ名物であるジャークチキンや、季節限定で水揚げされるコンク貝の料理など、地元民に愛されるB級グルメの屋台もたくさん立ち並びます。モンテゴベイの楽しみが凝縮されたエリアです。そして、モンテゴベイの観光でおすすめのエリアとしてはダウンタウンも外せません。ランドマークであるサム・シャープ・スクエアの他にも、ジャマイカの歴史を感じられる様々な建物がたくさんあります。もともと裁判所であった建物を改装して作られた博物館や、かつて牢屋として使われていたレンガ造りの建物、長い歴史を持つ教会など、貴重な建築物が豊富です。また、ダウンタウンは庶民の生活を感じられる場所でもあり、飾らないジャマイカの姿を肌で感じることができます。ジャマイカの庶民が利用するスーパーもあるので、お土産屋さんでは見つけることができない生活密着型のお土産を探すのにもおすすめです。民芸品を売るお店が集まったクラフトマーケットもあり、木彫りの人形やかごバッグ、竹製品などが購入できます。ダウンタウンといっても小ぢんまりとしたエリアであるため、メインストリートとなるセント・ジェームスストリートを中心に30分程で巡ることができるでしょう。そのほかにおすすめの観光エリアとしては、ローズホールがあります。ローズホール一帯はもともとプランテーションとして栄えていたエリアであり、イギリス植民地時代に農園主が住んでいた邸宅がいくつか残っています。ほとんどの邸宅は奴隷の反乱によって焼き払われてしまいましたが、いくつか良い状態で残されているものもあり、一見の価値があるでしょう。また、ゴルフの世界トーナメントが行われる世界屈指のゴルフコースもあり、ゴルフ好きの人にもおすすめです。ラグジュアリーなホテルが立ち並ぶエリアでもあり、通りを車で走り抜けるだけでもリゾート感を満喫できます。