アイルランド - コークについて

コークという都市をご存知でしょうか。コークはアイルランドにある都市です。コークの建設は1185年で、当時のイングランド王だったジョンがつくりました。かつてはアメリカへの移民が多かった街で、19世紀にはコーヴという港から多くの船がアメリカへ向けて旅立ちました。アイルランドと言えば、ギネスで有名ですが、フランスやイタリアなどといった観光地に比べるとコークの知名度は低めです。そもそもアイルランド自体があまり有名ではなく、しかもコークとなるとあまり知らないという方が大半ではないでしょうか。そんなミステリアスな魅力を秘めたコークについて見ていきましょう。もしもコークに観光で訪れるのでしたら、レイングッズは持っていった方が良いでしょう。というのも、コークは年間を通して降水量が多いからです。とはいえ気候は比較的温暖で、特に5月、6月、7月、8月は一年のうちで最も温暖な気候になっています。ですので、観光するなら5月～8月がおすすめです。年間の気温は、だいたい4℃～19℃くらいの間です。暖かい時期の平均気温は、最低気温が約13℃で最高気温は約19℃、気温の低い季節は、最低気温は4℃くらいで、最高気温が約11℃未満になります。季節によって若干気温の上下はありますが、氷点下になったり、23℃を超えるこうなことは滅多にありませんので、とても過ごしやすい観光地と言えるでしょう。では早速、コークで有名なランドマークや観光で行ってみたい地域についてご紹介します。ます、コークに行ったら見ていただきたいのは、聖フィンバー大聖堂です。コークの中心の南側にある「聖フィンバー大聖堂」は、尖塔が3つ建っており、パッと人目を惹く外見になっています。その由来は7世紀で、当時、聖フィンバーという人物が修道院を建てたのが始まりでした。その後、1879年に大規模な修繕がなされ、今のような大聖堂になったと言われています。彫刻がとても美しく、重厚感と華やかさを兼ね備えたゴシック様式の外見は一見の価値がある建築物です。教会と言えば、「聖アンナ教会」も外せません。コーク市を流れるリー川の北岸に建つ教会で、シャンドン地区というところにあります。この教会も興味深い歴史を持つ建築物です。聖アンナ教会が最初に建てられたのは中世でしたが、1690年にウィリアム3世によって一旦は取り壊され、その後再建築されました。再建が始まったのは1722年で、特に有名なのは1750年に完成した「鐘桜」です。高さが37メートルもあるというのですから、当時の技術を集結してつくられたのでしょう。今見ても訪れる者をハッとさせるような荘厳な雰囲気を放っています。ちょっと変わった観光地としておすすめなのが、コーク市の中心部から徒歩20分くらいの場所にある「コーク市刑務所」です。コーク市刑務所が使われていたのは、1824年～1923年くらいまです。しかし、刑務所には音響設備がありましたので、閉鎖後もラジオ局として活用していました。広い建物になっていますが、入場料を払うと地図をもらえますので、その地図を頼りに自分で館内を色々と探索することができます。2階と3階部分が博物館で、当時のラジオがを見ることができ、ラジオ放送の歴史も知ることができますので、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。歩き疲れてお腹が空いてきたら、「イングリッシュマーケット」に足を延ばしてみてはいかがでしょう。アイルランドの食文化を知ることができます。イングリッシュマーケットは、聖パトリック通りにあるマーケットで、コーク市の中心に位置しています。肉や魚など、アイルランドで食されている数々の食料品が売られており、燻製屋さんや美味しそうなパン屋さんもあるなど、見ていて飽きません。地元の方はもちろん、年中観光客で賑わっている活気ある市場ですので、そこに行くだけでも元気をもらえます。以上、コークについて紹介してきましたが、少しは興味を持っていただけましたでしょうか。アイルランドは北の方にある国ですので、とても寒くて観光に向いていないのではないかと思われがちです。しかし、意外と温暖な気候で魅力的な観光地もたくさんあります。パリやミラノやロンドンも良いですが、人とはちょっと違った観光地で楽しみたいという方におすすめの観光地になっていますので、機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。