インドネシア - パレンバンについて

パレンバン(Kota Palembang)は、インドネシア南スマトラ州の州都で、スマトラ島の南部に位置しています。インドネシアの古都といて非常に有名で、西暦682年シュリーヴィジャヤの王が建設したという歴史を持っています。漆器やソンケットと呼ばれる金糸織布が特産で伝統手工芸品として、現在にも技術が受け継がれています。
本記事では、そんな都市パレンバンの観光スポットを厳選して紹介していきたいと思います。これからインドネシアのスマトラ州へ旅行を計画している人は、本記事で紹介する観光スポットをぜひ参考にしていただいて、旅行プランを組み立てしてみてください。
・アンペラ橋(Jembatan Ampera)
パレンバンは街の中心には、ムシ川と呼ばれる河川が南北を分断する形で流れています。そんなムシ川にかかっているのがアンペラ橋となります。街の重要な交通網として市民に親しまれている橋ですが、その全長1,117mはと非常に大きく、船が通る度に橋桁が上がる昇開形式の橋にもなっています。
アンペラ橋付近にはレストランや露店市場も開かれており、市街中心部の観光スポットとしては見逃せない場所の1つです。レストランで食事を取りながら、橋桁が上がるシーンを楽しむのもおすすめの観光方法です。夜はライトアップされて、更に綺麗なアンペラ橋楽しむ事ができます。1日に2回楽しめるアンペラ橋、みなさんもパレンバン観光の際は足を運んでみて下さい。
住所：Jl. Lintas Timur Sumatera Seberang Ulu I Palembang
・バラプトラ・デワ国立博物館(Museum Negri Balaputera Dewa)
パレンバン市街中心部には3つの国立博物館が点在しており、その中でも最も観光スポットとしておすすめなのが、バラプトラ・デワ国立博物館です。伝統的なインドネシアの建築様式で建設されており、博物館内にはスマトラ島に生息する動物の剥製や伝統工芸品が2,000種類展示されています。
展示物の中でも古代の象の石像彫刻や伝統家屋のミニチュアは、観光客だけでなく現地民の人から人気の高い展示物となっています。
住所：Sukaramai, Jl. Srijaya No.I, RW.5, Srijaya, Kec. Alang-Alang Lebar, Kota Palembang, Sumatera Selatan 30139 Indonesia
営業時間: 8:0016:00
・クトベサク要塞(Benteng Kuto Besak)
パレンバンの観光スポットの中でも、歴史的に重要な意味を持つ観光スポットがクトベサク要塞です。アンペラ橋の西側に位置しており、アンペラ橋付近の散策ルートに組み込んでおきたい観光スポットの1つとなります。クトベサク要塞は、高さ約10mの壁に周囲を囲まれている擁壁で、当地を18世紀頃に収めたスルタン・マフムード・バダルジン1世が建設した物です。
太平洋戦争の戦時中には、日本軍の司令本部にもなった要塞となった場所で、現在はインドネシア軍が管理・運営する施設になっています。現在ではインドネシア軍の管理下にあるため、内部を見ることはできませんが、外観だけでも十分に楽しめる場所となっています。市街中心部から歩いていける距離に位置しているので、現地を散策する際はぜひ足を運んでみて下さい。
住所：Jl. Sultan Mahmud Badarudin 19 Ilir Bukit Kecil Palembang Palembang
・ホテル・宿泊施設
ホテルや宿泊施設は、ムシ川の北側、パレンバン市街中心部に密集しています。外資ホテルもあり、3つ星ホテルから4つ星ホテルまで選べるので宿泊施設の選択には苦労しないでしょう。パレンバンショッピングモール(Palembang Icon Mall)付近は、その中でも利便性が高く、付近にはショッピングセンターやレストラン、カフェなどが多数点在しており、市街中心部の観光スポットに行くにも便利です。格安旅行やバックパッカーに人は1泊1,000円以下の民宿やバックアップホテルもあるので利用すると良いでしょう。
本記事では、南スマトラ州の古都パレンバンの観光スポット情報を紹介してきました。パレンバン市街中心部や郊外にはまだまだ魅力的な観光スポットが多数点在しています。実際に現地に足を運んで、最高のインドネシア旅行を満喫してください。