インド - アフマダーバードについて

アフマダーバードは、インドでも有数の豊かさを誇るグジャラート州にある主要都市で、インド国内の中でも上位に入るほど比較的大きく現在も近代的な発展を遂げています。アフマダーバードは観光スポットが充実していることはもちろんですが、工場が多いことから工業都市としても栄えている他、農業や綿織物業といった産業が盛んな地域にもなっているのです。アフマダーバードの気候は、インドの一般的な気候とは異なり雨があまり降らないことが特徴で、平均気温も高くなり過ぎることがないので、観光する上でも過ごしやすい気候といえるのですが、3月末から5月頃までの時期は最高気温が40度まで上がることがあるので、この時期に観光する場合は熱中症などに注意が必要です。アフマダーバードは、2017年に世界遺産登録された都市でもあり、ポルと呼ばれる集合住宅地の建造物が文化遺産登録されたことから、都市のランドマークとしても市民に親しまれています。アフマダーバードは工業都市であったことから、この建造物は労働者の爆発的な増加に対応するために建てられた歴史があり、都市の歴史を知る上でも重要なスポットとなっていますが、観光地としても見どころ満載で、2階から3階建ての住居が両側に連なっている魅力的な風景や外観に施された繊細な彫刻のデザインなど、写真の撮影場所としても人気の高いスポットになっているのです。また、インド国内だけではなく海外からの人気も高い「スワミナラヤン寺院」も有名なランドマークの一つで、ここは1822年にスワミナラヤンの信者たちによって創建された歴史的にも価値があるヒンドゥー教の寺院です。外観の美しさはもちろんですが、内装も魅力的に溢れていて、外観と同様に白で統一されていたり細部に至るまで技巧が凝らされているなど、足を踏み入れるだけで別世界にいるような感覚を味わうことができます。付近には各都市を繋ぐバス停もありますし、タクシー以外のアクセス方法なども利用しやすく気軽に足を運べるので、観光の合間に立ち寄るにはもってこいのスポットになっています。アフマダーバードは、インドの観光地として有名な都市なだけあって、最も栄えている市街地においてはたくさんの宿泊施設が点在しているので、観光を考える上ではこのエリアがおすすめです。このエリアには高級ホテルからリーズナブルな価格で宿泊できるホテルまで種類が豊富ですが、高級ホテルであっても1泊3000円から9000円が相場となっているので、気軽に宿泊先を決めることができますし、スパやアーユルヴェーダなどの体を癒せる施設や、24時間営業しているレストランなどもあるので、観光する上では理想的な地域といえます。また、アフマダーバードはイスラム教の人口が多い都市なので宗教的に重要なスポットが多数存在しており、中でも歴史上の人物が建設した建造物であるモスク郡があることから、現地でも歴史や文化に触れられる大切なスポットとして市民に愛されているのです。モスク郡は歴史地区といわれている歴史的建造物が多く並ぶエリア内にあるので、その景色だけでも楽しむことができますし、周辺にはフードマーケットなどのスポットもたくさんあるので、旅行の合間に効率良く回れる観光地としてもおすすめです。また、アフマダーバードを訪れたらチェックしておきたい建築物としておすすめなのが「ダーダハリ階段井戸」で、この井戸はアフマダーバード周辺地域の慢性的な水不足を解消するために作られました。井戸でありながら丁寧に施された装飾の数々は見応え十分で、天井や壁、柱の装飾からは芸術性の高さを感じ取ることができます。郊外には他の階段井戸もあるので階段井戸巡りを楽しむこともできますし、観光客が多いわけではないので神秘的な雰囲気を味わえる穴場スポットとしてもおすすめのスポットです。さらにアフマダーバード観光において最近徐々に人気を集めてきている「ル・コルビュジエ繊維業会館」も注目のスポットで、「ル・コルビュジエ」はフランスで活躍した建築家のことを指し、その独特のセンスに溢れている建築物はアフマダーバードの中でもひときわ存在感を放っています。アフマダーバードはインドの中でも豊かな地域であるため非常に活気があり、世界遺産などの観光スポットや宿泊施設も充実しているので、訪れたるだけでも刺激的な時間を過ごすことができるのです。