ハン・ナディム国際空港について

ハン・ナディム国際空港は、インドネシアのリアウ諸島州のバタム島にあります。こちらの空港は直線距離で30km離れているシンガポール・チャンギ国際空港の代替空港として建設されたという経緯があり、シンガポール・チャンギ国際空港に何らかの理由で即降りられないケース等には、飛行機はこの空港に代わりに降りる事になります。

ちなみに、イスラム教では、ヒジュラ月12月における、8日~10日にメッカに向けてハッジと呼ばれる巡礼をする習慣がありますが、その時には普段の定期便では就航していない大型航空機のボーイング747がチャーター便としてハン・ナディム国際空港から出る事もポイントです。

この空港の80km周辺には、シンガポール・チャンギ国際空港以外にもマレーシアに属するジョホールバルのスナイ国際空港、シンガポールの軍民共用飛行場であるセレター空港、インドネシアのラジャ・ハジ・フィサビッリラー空港もあります。これは、ハン・ナディム国際空港がインドネシアとシンガポール、マレーシアによって形作られる成長三角地帯内にある事とも深く関係しています。