ギリシャ - ハニアについて

ハニアは地中海性気候で、一年を通して温暖な気候なのが特徴的です。夏はおよそ30度の気温に達しますが、日本のように湿度が高くありません。からりとした暑さが続くので、比較的、過ごしやすいです。また、冬になると雨が多くなりますが、それほど寒くはありません。したがって、外出する際も薄着でも大丈夫なくらいに、冬の時期でも温暖です。ハニアは、地中海に浮かぶギリシャの島々の中で一番大きなクレタ島の第2の都市です。ヴェネツィア様式の建物や港を楽しむことができるために、ハニアはギリシャの中でも特に人気の観光地といえます。そんなハニアで人気のランドマークといえば、ハニア・マーケットが挙げられます。こちらは、文字通り、地元の人々に親しまれている市場のことです。建物の外観が落ち着いたブラウン色の煉瓦造りとなっていて、レトロな雰囲気を感じることができます。マーケットには、生鮮食品からチーズ、ワイン、オリーブの塩漬けなどのギリシャならではの食品を購入することが可能です。さらに、オリーブ関連のコスメや地元のクレタ島で作られた商品も販売されているので、日本の友人や家族への観光土産にも最適といえます。ハニア・マーケットは夜遅くまで営業しているので、観光の合間に気軽に訪れてみると良いでしょう。さらに、食べ物の屋台も出ているので、地元の美味しい料理を食べ歩くことができるのも魅力です。ハニアで生活している人々の暮らしぶりを垣間見ることができる名所なので、一見の価値があるといえるでしょう。ハニア・マーケットはゆったりとした時間が流れているので、ついつい長居したくなってしまう場所だといえます。もう一つのハニアのランドマークというと、ハニア老古学博物館があります。夏の時期に訪れると日差しが非常に強い上に、色々な観光名所を巡っていると歩き疲れてしまうことが多いものです。そんな時に、日射しから逃れて一休みできると人気なのがハニア老古学博物館です。博物館では、古代ギリシャからローマ時代、ビザンチンの遺構や出土品などが多数展示されています。クレタ島の古代文明の工芸品も観賞することができ、見ごたえ満点といえるでしょう。この博物館は、かつてはフランシスコ会修道院として建てられて使用されていました。そのため、博物館の中はとても静かで趣のある雰囲気が特徴的です。とりわけ床のモザイク画が非常に美しく、思い出に残すために写真撮影をする観光客は多いです。博物館の敷地内には美しい中庭もあるので、街歩きに疲れた時にゆっくりと一息できて便利なスポットです。ハニアの歴史に興味がある方は、一度訪れてみると良いでしょう。ハニア観光でおすすめのエリアといえば、オールド・ヴェネツィアン・ハーバー周辺が挙げられます。そもそもギリシャは13世紀からベネチア、その後はオスマン帝国に支配されていたという歴史があります。特に旧市街は、長期間にわたって様々な国に支配されてきたので、現在でも異国の面影を感じられる場所です。なかでもヴェネツィアン・ポート周辺を歩いていると、16世紀に建てられたヴェネツィア風の建物、倉庫やかつて船の修理場として利用されていた「ネオリア」と呼ばれる建築などがきれいに残っているのを目にできます。また、海沿いを歩いていると地元の人が釣りをしていたり、観光用の船が港から出航したりする様子も見学できます。海も透き通るほどにきれいで、中を覗き込んでみると小さな魚がたくさん泳いでいるのも見ることが可能です。素朴で古い街並みが続いているので、一昔前にタイムスリップしたかのような懐かしさを感じることができます。また、オールド・ヴェネツィアン・ハーバー周辺には、観光客向けにおしゃれなレストランやカフェテリアが数多く並んでいるのも特徴的です。したがって、きれいな海を見ながら地元の美味しい食事を味わうことも可能です。さらに、オールド・ヴェネツィアン・ハーバーの目と鼻の先にはヴェネツィア式灯台という観光名所もあります。こちらはハニアのシンボル的な存在で、美しい街並みを眺められることから人気の観光スポットといえるでしょう。特に夕方頃になると灯台がライトアップされて、荘厳な雰囲気になります。あまりの美しさに何度も写真を撮っている観光客も珍しくありません。カップルで散策するとロマンチックな雰囲気に浸れるので、おすすめのスポットです。