フィンランド - ポリについて

ポリは、フィンランドの南西部にあるサタケンタ県・ポリ郡に属します。街の中心部は空港から1.9キロのところにありアクセスにも便利です。ボスニア湾岸からは15キロほど、コケマエン川沿いに位置しています。1558年にヨハン3世により創設され、憲章が発行されました。

ポリの気候は、7月～8月の最も気温が高い時期でも20度前後と涼しく、4月や10月は10度以下の一桁になる事もあります。11月～3月までは、平均気温が1度～氷点下3度前後、最低気温でも氷点下10度を超える事はありません。真夏でも朝晩は冷え込むので、長袖や羽織るものを持っておくと安心です。

フィンランドでは夏と冬では日照時間が大きく異なります。冬は日の入りが15時ごろなのに対し、夏は日の入りが23時ごろになるので、夏は夜遅い時間になっても明るいままです。毎年一番日照時間が長い6月下旬には、夏至祭が開催されます。夏至祭には人々が集まりパーティーを開いたり、悪いものを駆除してくれると考えられている焚き火をしたりして夏至を祝います。

夏至の祝い方としては、森で過ごすというスタイルもあります。家族や友人で森に出かけ森を散策したりベリーを摘んで食べたり、コテージでサウナに入るというのが一般的です。いずれも祝い事には料理が振る舞われ、お酒を飲みながら楽しく過ごします。街の北部には日本のお寿司屋さんがあり、地元の人はもちろんのこと観光客にも人気となっています。

・ジャズフェスティバル
毎年7月に開催される、世界的にも有名なイベントです。世界中から有名人気アーティストが集うので、ジャズファンにとっては最高のイベントとなるでしょう。フェスティバルを見に大勢の観光客が足を運びます。

・キルユリンルオト公園
街の北西、コケマエン川の中洲にあります。ジャズフェスティバルの開催地としても知られているので、毎年7月には大勢の人で賑わうスポットです。フェスティバル以外の時期はとても静かで、のんびりと過ごせます。公園内は遊歩道もありきれいに整備されているので、気持ちよく過ごせます。地元の人もジョギングや散歩をしたり、天気のいい日には日光浴をしたりする場所です。公園内にはアルパカや羊がいる動物園のようなエリアがあり、子供がいる家族連れに人気となっています。

・ボスニア湾国立公園
広大な面積の98%が海というユニークな公園です。陸地はわずか2%だけどなりますが、土地の隆起が続いているため、常に地形が変化しているというのも特徴となっています。魚釣りやカヌー、ダイビングやシュノーケリングといったマリンスポーツを楽しめます。陸地の部分ではキャンプができ、年に2回飛来する渡り鳥を見られるバドウォッチングスポットとしても有名です。冬には名物となっている、海氷が見られるのでポリに行くなら欠かせないスポットとなっています。

・ウーテリビーチ
街の北西にある、フィンランドで一番美しいビーチとしても知られる場所です。広々としたビーチでは、天気のいい日に日光浴をする地元の人もいます。バードウォッチングのための塔が設置されているので、ボスニア湾国立公園以外にはウーテリビーチでもバードウォッチングを楽しめます。夏はマリンスポーツを楽しむ事もできますし、遠浅なので海水浴にも安心です。ビーチの近くには砂丘があり、観光も楽しめます。

・レポサーリ
世界で一番森林が多い国として知られるだけあって、以前は木造建築の家屋が一般的でした。森林を守るという意識が高まっているため、以前に比べると木造建築の家屋は減りつつあります。街の北西にあるレポサーリという場所には、古い木造建築や木造家屋が多く残されており、町並みが観光スポットとして注目されているのです。レポサーリまでは水上タクシーで行けるので、観光途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。北欧ならではのおしゃれな家々も並んでいます。

ポリ周辺は10キロ圏内に3つ星～4つ星のホテルが10件あります。種類はリゾートホテルがメインですが、アパートメントスタイルのゲストハウスなども選べます。朝食付きやパーキング付き、レストランがあるホテルなど、条件で選ぶ事も可能です。ウーテリビーチ周辺にもホテルがあり、ビーチから徒歩圏内とアクセス抜群です。ほとんどのホテルはWi-Fiが無料なので、ネットを使いたい時も安心です。少し範囲を広げればポリ周辺に32件のホテルがあるので、アクセスの良さや行きたい観光スポットなどを考えて選べます。