クロアチア - ザダルについて

ザダルはクロアチアの港町で、アドリア海に面したダルマチア地域にあります。クロアチア独立戦争によって大きな打撃を受けましたが、復興し今では東ヨーロッパにおいて観光の主要エリアになっています。ザダルにはいろいろな観光スポットがり、例えばザダルの平和の象徴である海のオルガンと太陽への挨拶です。ザダルの先端にある遊歩道であるパセオ・マリティモには海のオルガンと太陽への挨拶があり、海のオルガンは海岸の階段の下向かって70mにわたり35のパイプを配置しています。波が階段の岸壁にあたると空気がパイプに流れる仕組みになっていて、いろいろな音色を奏でることが可能です。海のオルガンの隣に太陽への挨拶があり、これは地面にはめ込まれている太陽電池パネルが夜になると色鮮やかに輝きます。これらはザダルの建築家であるニコラ・バシッチが作ったもので、憩いの場として復興していて観光客が多く集まっています。ザダルの旧関所であるランド・ゲートもおすすめで、ザダル旧市街にはフォサと呼ばれている入り江の港によりくびれており、ここに街を守る城門のランド・ゲートを見ることが可能です。ザダルの街に入るため、以前はこの門を通ることになっていました。ルネッサンス様式になっていて真ん中にアーチがあり、左右に入り口があります。アーチの上には市の紋章の馬に乗った聖人や、ベネチア共和国の紋章ライオンの絵が施されています。門の後背には16世紀において作られた要塞があり、門を抜けると遊歩道のパセオ・マリティモに行くことが可能です。歩いていくと教会が見えてくるので、右に曲がるとザダルの旧市内を観光することができます。遊歩道を歩いて散策するのも良いでしょう。自然がいっぱいのパクレニツァ国立公園もおすすめで、パクレニツァ国立公園は車で1時間半の所にある観光スポットになります。この国立公園はヴェレビト山脈が含まれていて、険しい渓谷を境にして大パクレニツァや小パクレニツァのエリアに区分されています。パクレニツァ国立公園のほとんどは石灰岩のカルスト地形になっていて、鍾乳洞ができやすくなっていて美しい洞窟を見ることが可能です。豊かな自然を楽しむことができ、高速道路を利用するとザダルからそれほど遠くないのでツアーを利用して日帰り観光することができます。フォーラムはザダルがローマ帝国における植民地だった頃、統治の中心になっていました。敷地内には石造の美しい聖ドナト教会を見ることができ、ザダルの枢機卿である聖ドナトから名付けられたものです。教会としてはユニークなデザインになっていて、ビザンティン様式が特徴的です。教会に向かって右には鐘楼があり、上に登ると市街地の様子が見渡すことができます。聖アナスタシア大聖堂はザダル旧市街の中心部にあり、12～13世紀において建造されたローマカトリック教会です。トスカーナの建築様式を特徴にしていて、世界遺産の候補にあげられています。ダルマチア地方では最も大きな教会で、第二次世界大戦によって被害を受けましたが、大聖堂は戦後再建されました。何度も戦災を乗り越えたザダルの復興のシンボルとして重要な観光スポットです。フォーラムの東にある聖マリア教会は1066年において設立されたベネディクト会尼僧修道院で、この修道院は金銀細工や宗教画といった美術品コレクションが多数あります。芸術が好きな人におすすめのスポットで、ザダルの金と銀という美術展として教会に展示されています。コレクションの規模は世界3番目と言われていて、絵画の中にはカラウァッジョなどの有名な作品を見ることが可能です。ザダルの金と銀の美術展は毎日開催されています。コルナティ国立公園はザダル南西にあるコルナティ諸島にあり、コナティ諸島にはたくさんの小島や岩礁などがあり、石灰岩でできています。植物は灌木以外ほとんど育つことがなく、無人島ばかりが広がっているでしょう。島のベージュが澄んだ青いアドリア海とマッチしていて、素晴らしい景観を見ることが可能です。コルナティ国立公園のほとんどはコルナティ島が占めており、小型ボートで観光することができます。所要時間は3時間ぐらいで、アドリア海は波が静かななので、船酔いの心配がほとんどありません。島で海水浴をしたり丘に登り風景を楽しむことが可能です。プリトヴィツェ湖群国立公園は世界遺産に登録されいて、多くの観光客が訪れています。エメラルドグリーンの湖や滝が作る美しい自然の風景を楽しむことができ、ザダルからは日帰りツアーに参加することが可能です。