コロンビア - カリについて

カリはコロンビアで3番目に人口が多い都市で、バジェ・デル・カウカ県の県都でもあります。標高995メートルの位置にあり、首都ボゴタやメデジンに続きコロンビアの経済や産業が集中している街です。カリの気候は夏と冬ともに短く、夏は暖かく一方で冬は湿度が高くなるので蒸し暑く感じられます。年間を通して本曇りの日が多い特徴があり、気温は1年で19度から19度に変化していき、18度未満になることや32度を超える事は殆どありません。カリの観光に訪れる場合は6月上旬から9月下旬までが最適といえます。夏の暖かな時期は7月上旬から9月上旬まで1.7ヶ月続き、1日の平均最高温度は29度を超え最低温度は19度です。冬の涼しい時期は10月中旬から12月中旬まで2ヶ月ほど続き、1日の平均最高気温は28度未満となり、1年で最も寒くなるのが10月下旬で平均最低気温が19度最高気温が28度となります。本曇りの多いコロンビアで晴れる日が多くなるのは6月上旬から9月中旬まで3ヶ月間あり、1年で最も晴れるとされる日は7月下旬27パーセントの確率で快晴または晴れといわれます。それでも73パーセントの確率で本曇りかほぼ曇りとなるので、観光でカリを訪れて快晴の日があったらとてもラッキーだと思ってください。曇りが多くなるのは9月中旬ごろから始まり、翌年の6月上旬まで8.8ヶ月も続きます。5月の上旬は90パーセントの確率で本曇りかほぼ曇りで、この時期には雨も降るようになるので傘は持っていた方が安心できるでしょう。蒸し暑いのは9月中旬から翌年の7月まで10ヶ月間続き、81パーセントの確率で湿度が高く不快と感じます。1年で最も蒸し暑いのは5月上旬で、蒸さないのは8月下旬ですが、それでも77パーセントの確率で蒸す可能性があります。
カリのランドマークは「イグレシア・サン・アントニオ教会」です。フリヒリアナのバス停から徒歩15分の距離にあり、1676年に建てられたバロック建築の教会は坂の上にありプロバンス風の街並みに囲まれています。丘陵地になっている公園内の歴史ある教会は、白をベースに茶色のレンガを積み上げた外観で、教会の中へ足を踏み入れるとそこは厳かな雰囲気が漂い、自分を見つめる時間を持てます。もうひとつはコロンビアの観光パンフレットなどでも良く見かける、「クリスト・レイ像」でしょう。像は山の頂上に28メートルの高さがあるイエス・キリストの姿を模ったもので、足元まで辿り着くとその大きさに圧倒されることは間違いありません。此処から街を一望することもできますし、夜になればライトアップされた像やカリの街の夜景を望めます。像までの坂道を上がる途中にはインディアンのように見える巨大な彫刻があり、これも見逃せません。頂上の売店でもコロンビアの新鮮なフルーツが販売され、観光客の人気を集めています。
カリの観光スポットとなるのは「カリ動物園」がおすすめです。カリ動物園はコロンビア国内でも内容が最も充実していることで知られ、評判となっています。動物のほかにも水族館が併設されており、この動物や魚たちは南米のアマゾンに生息する生き物を中心に集められているので、普通の動物園とは一味違う趣を持つ見たことのない動物や魚が沢山いる観光スポットです。この動物園から車で5分ほどで行かれる「アンドケバタフライ保護区」は珍しい蝶が集められた小さな博物館で、カリの観葉植物や日本ではまず見ることができないさまざまな蝶を観察できる施設です。アンドケは家庭的な雰囲気でのどかな環境なので、この地の自然を余すところ無く満喫できガイドツアーもあるので長に関する詳しい解説も聞けます。施設のギフトショップでは蝶の羽を使って作られたアクセサリーを販売していますので、思い出とお土産に丁度よいでしょう。蝶以外にもコロンビアの蟻や蜂、カエルにハミングバードなどもいますので、自然に触れる良い機会となるのではないでしょうか。「フェニックス航空博物館」はカリ市街地とパルミラの中間地にある、大きな航空博物館です。ここでは飛行機の歴史や構造などの説明や、ヘリコプターや飛行機などさまざまな航空機のコレクションが展示されています。ヘリコプターには実際に座れるので、子供だけでなく大人も興奮する大人気の施設です。飛行機のほかにも鉄道模型や車、銀食器などの展示物もあり、航空機のみならず楽しめる場所といえます。