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スリランカの玄関口「コロンボ」

1985年にスリジャヤワルデネプラ・コッテに遷移されるまでスリランカの首都であったコロンボはセイロン島の南西海岸に位置する港湾都市です。首都の遷移後も依然としてスリランカの経済的な中心地となっています。コロンボとはシンハラ語で「マンゴーの樹の茂る海岸」の意味。その名の通りコロンボでは平均最高気温はどの月も30度をこえ、1年を通じて暑い日が続きます。気候的な暑さに加えて、大企業の本社が集積し人々が忙しく活動する現代的な営みに熱気を感じながらもこの街を巡ってみてはいかがでしょうか。各所にかつて様々な国の植民地であったことを思い出させる記憶が散りばめられていることに気が付きます。

コロンボの歴史

16世紀初頭に香辛料貿易のためにポルトガル人が到達するはるか前から、インド洋に面するスリランカの貿易港としてコロンボはローマやアラブ、中国などとの交易の玄関口としての役割を担っていました。ポルトガル、オランダ、イギリスと多くの国の支配下に置かれ1948年の独立以降も内戦によるテロを受けるなど怒涛の歴史を辿ってきました。また、仏教が主流ですが一部にはヒンドゥー教徒も存在しているため、たびたび宗教間の争いも発生しています。

コロンボの経済

コロンボを州都とする西部州だけで、スリランカの国内総生産の半分以上を生み出しているというのだから驚きです。フォート地区にある40層で構成されているワールド・トレード・センターには数多くの大企業の本社が軒を連ねていて、この地域のランドマークとなっています。また、先進国ではないながらもインフラの整備が進んでいて、特にコロンボに集中している大規模なショッピングモールではどこでもＷｉ-Ｆｉが利用可能です。