留学していた一年間をこのレポートだけで振り返るのは不可能だと思うほど、毎日が充実していて本当に幸せな時間でした。一年前の私はとにかく不安でいっぱいで、視野も狭かったと思います。

私は、①ボランティアとしての経験を積んで吸収すること、②国際政治経済学を深く学ぶこと、③英語力を上げること、④新たな文化を学び、視野を広げることの４つを目標として、この留学生活をスタートしました。最初に立てたこの4点に関しては達成できたと思っています。

①ボランティア活動に関しては、身近な地域の方々やホームレスの方々へのボランティアを経験することができ、いろいろな支援体制があることを学びました。また、ボランティアで出会った方々の人間性に触れることもでき、幸せを共有することの喜びを感じました。

②国際政治経済学に関しては、さらに学びたいという想いが強まりました。能動的な学習方法によって、深く学ぶことの楽しさに気が付きました。また、留学前は開発学にしか興味を持てていませんでしたが、様々

な問題や分野に興味を持てるようになり、自分の興味関心の範囲が大きく広がったと感じています。

③英語力に関しては、一年前の自分と比べると成長できたと感じる場面が何度もありました。留学前は英語力に自信がなく、抵抗感があり、現地の人々と話すのはいつも不安でした。しかし、今は抵抗なく自然に話せている気がします。大きな気持ちの変化としては、「ほかの誰かではなく私自身」として英語を話すことができるようになったなと感じます。留学前の私は「誰かになりきった状態」で英語を話すことが多く、友人からは「英語を話すと雰囲気が変わるね」と言われた経験が何度かありました。しかし、留学中は「私自身」としてコミュニケーションをとる必要があったため、話すトーンや言葉遣い、テンションなど私自身を表現するためのツールとして、英語を使えるようになったと感じています。

まだまだ英語に関しては不安な点が多いですが、今はアメリカに友人がたくさんいることが私の最大のモチベーションです。彼らから学んだ英語をもっと活かせるようになるため、さらに努力を重ねていきたいと思います。

④新たな文化を学び、視野を広げることに関しては、大成功だったと思います。すべての瞬間から学びがあり、視野を広げられたと思います。自分の「当たり前」が当たり前でないことを学び、新しい考え方に出会うこともできました。自分の気持ちや考えを表現する方法を知り、自分の興味関心の幅が広がったことを実感しています。

これまでお読みいただき、応援して下さり、本当にありがとうございました。自分にとって、この一年間の留学は、とても大きなチャレンジであり、常に悩み続けている一年でもありました。しかし、チャレンジした先には大きな幸せと発見がありました。

チャレンジする前は、とにかく怖くて不安で、チャレンジしている間も悩みが尽きません。しかし、今落ち着いて振り返ってみると、日々の挑戦の一つ一つが成長のためのステップであり、後悔は一つもありません。

私がこのように恵まれた環境でチャレンジできたのは、たくさんの方々の支えがあったからに違いありません。現地の人々だけでなく、日本国内の家族や友人などすべての人に感謝申し上げます。

まだまだ、私のチャレンジは始まったばかりです。これからもチャレンジし続けます！！