ベリーズ - ベリーズ・シティについて

ベリーズ・シティは、ベリーズ最大の都市です。17世紀に製材業者によって開拓されたという歴史があります。地図で見ると、メキシコの南、グアテマラの東に位置しています。カリブ海に面しベリーズ川の河口という水辺にあるため、ハリケーンの影響を受けやすく1961年には壊滅的な被害を受けました。これにより首都として機能しなくなったため、1970年にはベルモパンに首都が移っています。首都は移されましたが、ベリーズ中央銀行は今でも残されており、一部だけ首都機能が残っているのも特徴的です。

世界NO.2のバリアリーフやマヤ文明の遺跡が多い事から、観光地としても人気があります。交通アクセスは、街の北西にフィリップス・S・W・ゴールドソン国際空港がありますが、空港からは電車やバスがないので、タクシーで中心部まで向かいましょう。手つかずの自然が数多く残されていて、カリブ海を眺めながらゆっくりするという贅沢な時間を過ごせます。

ベリーズ・シテの気候は、5月～9月までの平均最高気温が30度～31度、平均最低気温が25度～26度と比較的快適に過ごせます。12月～2月までは涼しくなりますが、それでも平均最高気温は27度～28度、平均最低気温が21度～22度と年間を通して温暖で過ごしやすいです。水辺にあるため年間を通して湿度は高めとなります。気温では過ごしやすい時期も湿度が100%になる事もあり、年間では最も蒸さない1月中旬でも湿度は85%とかなり高めです。快適に過ごす条件に湿度があるなら、12月～2月がいいでしょう。

・ラマナイ遺跡
ベリーズ・シティで観光というと、遺跡めぐりは欠かせないでしょう。周辺にある遺跡の中でも特に有名なのが、ラマナイ遺跡です。街から北に向い1時間ほどの船着き場から、ボートで遺跡まで向います。ジャングル探検のような気分を味わいながら、途中には野鳥や猿、マナティやワニなどにも遭遇できるチャンスがあります。船を降りてからは仮面の彫像を通りその先に、33メートルのピラミッドが見えてきます。頂上まで登れば、周囲の景色を一望できます。更に奥に進むと球戯場跡や居住跡なども見られます。

・アルトゥン・ハ遺跡
街から北に50キロほど行くとある遺跡です。アルトゥン・ハ遺跡で発掘された翡翠の仮面は、国宝として大切に保存されています。採石の為にダイナマイトを仕掛けたところ、遺跡発見された事でも有名です。発掘された当初は、石組みだけでしたがその後修復され現在の姿になっています。AとBといいう2つのエリアに分かれていて、Aには雨の神殿と呼ばれるピラミッドが、Bには太陽の神殿があります。国宝の翡翠は太陽の神殿で発見されています。

・カル・ペチ遺跡
中心地から西に行ったカヨ州サン・イグナシオにある遺跡です。ここにはマヤの上流階級の人々が暮らしていた住居の遺跡があります。全部で34戸の建物が確認されており、敷地内には博物館もあります。

・ベリーズサインモニュメント
BELIZEとカラフルなアルファベットのモニュメントが並ぶ撮影スポットです。灯台も近くにあるので観光がてら立ち寄って写真を撮って行けます。フェリーからも見えるモニュメントは、港からも徒歩で行ける距離なので、見かけたら立ち寄ってみてください。晴れた日は美しい海とカラフルなモニュメントをバックにベストショットを狙えます。

・バロンブリス灯台
カリブ海沿いにある真っ白な灯台です。晴れた日には青い海と青い空によく映え、美しいコントラストを写真におさめる事ができます。近くにはベリーズサインモニュメントもあるので、セットで観光できます。

・セントジョーンズ大聖堂
イギリス領だった過去を持つ事から、英国風の建築物が多く見られます。セントジョーンズ大聖堂もその一つです。派手さはありませんが、緑に囲まれた場所で静かに過ごせます。

・ベリーズ動物園
中心部から西に50キロのところにある動物園です。一般的な動物園との違いは、保護したものの野生に返れない動物たちが暮らしているというところです。飼育されているのも周辺に生息している動物や鳥なので、他の動物園では見られない珍しい動物に会えます。

ベリーズ・シティ中心部から3キロ圏内には11件、5キロ圏内なら13件の宿泊施設があります。タイプはホテル・アパートメント・ゲストハウス・B&B（ベッド&ブレックファースト）などから選べます。ランクは1つ星～3つ星となりますが、口コミでの評価も高くリーズナブルな価格も魅力です。中心部からも近いホテルは、観光拠点として便利なので快適に過ごせるでしょう。